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【MELE MELE x 働く女性】インタビュー vol.9 榊萌美さん
Who is a MELE MELE Woman?
働く女性を応援するMELE MELEがさまざまなジャンルでクリエイティブに活躍する女性にお話を伺うプロジェクト。
Vol.9 榊萌美さん @moemi_nu @wagashi_wokano
第9回目は 埼玉県にある和菓子屋さんの六代目女将である榊萌美さんにお話しを伺いました。伝統的な業界で新たな挑戦を続ける榊さんが考える自分らしさとは?
===プロフィール===
創業134年埼玉県の和菓子屋「五穀祭菓をかの」の六代目女将。 ギャル系アパレルで働いた後、20歳で両親が営む「をかの」に入社。溶けないアイス「葛きゃんでぃ」のヒットなどでメディアでも注目を浴びる。赤字続きだった家業を2年連続の黒字化、伝統の和菓子界で挑戦を続けている。
<お仕事について>
普段は販売などで店頭に立つ傍ら、PCの方の作業、他店の様子を見に行ったり、商品開発したりなどなど…。地元に密着してるお店なので、自分で毎月チラシを書いてポスティングしたり、地域の方にもっと知っていただけるように、身近な存在になれるような活動をしています。店頭では若い方でも入りやすいような雰囲気を作っていければと、10月からお餅の販売を始めました。つきたてのお餅をお好みの味と調理方法で楽しめます。
<お店の商品やサービスについて教えてください>
今メインで一番売れているのが「溶けないアイスの葛キャンディ」です。メディアなどでも取り上げられて、中山道の新名物第1位として選ばれました。ECではフルーツ大福が人気です。近年フルーツ大福が流行していて専門店なども増えていますが、うちは旬のフルーツ1種類のみを使用し季節ごとに楽しんでいただくスタイルで販売しています。老舗の和菓子屋ならではの1から作り上げたこだわりのお餅とあんこを使ったフルーツ大福は、こんなに美味しいフルーツ大福初めて!とお客様からも嬉しい言葉をいただいております。
<自分らしさとは?>
今までの常識と外れたことをすると何か言ってくる人は必ずいて。これからもそういう事が増えていくと思うんですけど、 でもそれが怖いからと全員が同じことをやっていたら一生変えられないし、今後和菓子の需要がどんどん減ってしまったり、後継者問題がどんどん深刻化していくのではないかと危惧しています。格式ある伝統を受け継ぐ方はたくさんいると思うので、私は私らしさを貫き通し、矢面に立って叩かれてもいいから、若い方や今まで和菓子に興味のなかった方たちにこんな人が和菓子屋なんだって興味を持ってもらえて、和菓子の入り口が広げられたら一番いいなって思ってます。
<モットーにしていることはありますか?>
「自分の好きな自分でいる」っていうのをずっと言っていて。何をやるにしても、「この自分は好きだな」っていうのと、「この自分は嫌いだな」っていうので生きています。例えばワーッて落ち込んで、なんでこんなできないんだろうってなっている自分が嫌いだから、何か落ち込んでも次に踏み出せる好きな自分でいようとか。好きな自分で居続ければ、どんどんその理想型の自分になっていくんだと信じています。
<MELE MELEのジュエリーについて>
ダイヤってもう本当に結婚とか、本当にお金持ってる人じゃないとつけられないイメージがあったんで、こんな身近につけられるようになるって、すごいなあと思います。嫌なことあった時とかでも鏡をみて「あ、自分ダイヤつけてるわ!」みたいな強気になりますもんね。
<これからの目標>
私はたまたまSNSの発信とかをし始めて今までだったら絶対あり得ないような体験をたくさんさせていただいたと思います。何かそういうのって、私は今後誰かに繋げていくための使命なのかなと思っていて。自分が今やってよかったこと、悪かったことっていうのを全部公開して、悩んでる人が安心して相談できるような存在になりたいなって思います。起業とかもすごく大変だとは思うんですけど、後を継ぐのってまた違う大変さがあるんです。みんな変えたい、変えなきゃいけないのは分かっているんだけど、変えることでより悪化するのが怖くて何もできない状態の人もたくさんいる。そうやって悩んでる人が、安心して相談できるような存在になりたいなって思っています。
<榊さん着用ジュエリー>
新作のピンキーリングはイヤカフとしても使える2wayタイプ。ワイドリングは上品ながらしっかりとした存在感を楽しめます。